2013年4月10日水曜日

インド人になってしまいそうな日本人とスカイツリー

通称「さぶちゃん」こと新井たかひろ君と昨日リハでした。

さぶちゃんは、インドのサントゥール奏者で、この10年近く、ほとんどインドのムンバイにいます。

サントゥールは、ピアノの原型ともいわれ、直訳すると100弦楽器という意味で、クルミの撥を使った打弦楽器です。ペルシャ(イラン)やトルコにもサントゥールがあり、中国のヤンチン、西洋のハンマー・ダルシマなど、世界中に同じような楽器があります。

さぶちゃんは、インドのカシミール地方の民俗楽器だったサントゥールを、一躍、世界的に知られる「インドのサントゥール」まで広めた偉大なシヴクマール・シャルマ師匠の弟子です。

シヴクマール・シャルマ師匠は、楽器の改良、歌うように弾く演奏方法の発明、緻密で数学的なメロディの展開など、多種多様な発明をし、ミュージシャンとしても発明家としても作曲家としても、人間とは思えないくらいの人です。

シヴクマール・シャルマ師匠のフル・ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=VYmeQIsa7Nc

インド音楽自体、元々、リズムは数学的で難解なのですが、サントゥールは、さらに飛び抜けて難解です。普通に楽器をやってる人でもカウントすらできないものも多々あります。でも、楽器の音が異常に透明感があって美しいので、難解さを全く感じさせません。

さぶちゃんも、元々、ジャズドラマーだったようですが、このサントゥールに魅せられてインドに行ってしまいました。

で、

インド音楽、、とんでもない長い伝統がありますが、、相変わらず、「即興が命!」の音楽なので、師匠が作ったメロディをコピーしただけでは全然終わりません、、、

シヴクマール・シャルマ師匠の無数のフレーズをコピーするだけでも相当大変で、「これは人間が作った音楽ではない」と思えるくらい不可能なレベルなのに、さらに「オレの即興」を入れていかないと音楽を演奏しているとは認められません、、というレベルに、さぶちゃんは挑戦してます。

僕の師匠の稽古も、師匠が即興的に歌ったメロディを瞬間で完コピすると(これでも大変なのに)、「コピーをするな」という禅問答のような稽古です。

ついに、

さぶちゃん、日本人でありながら、そんな大変なことを、成し遂げ、シヴクマール・シャルマ師匠からもサントゥール演奏家として認められ、インドでも演奏活動しています。

さらに、

この10年、サントゥールの練習のし過ぎとカレーの食べ過ぎで、日本に帰ってきたら、なんかインド人みたいな感じです。インドかぶれ、、という訳でもなく、逆に、さぶちゃんは、日本に帰国すると、なぜか、立派なスーツを着てますが、どう見てもインド人です。

で、

さぶちゃんは、ビザ申請のために帰国してるんですが、ユザーンとかとツアーします。

で、東京では、

サラーム海上さんと僕で、さぶちゃんのトークとシタール&サントゥールのデュオのライブのイベントもします。

【日時】4/23(火) 19:00 open / 19:30 start
【場所】渋谷UPLINK FACTORY
【出演】ヨシダダイキチ、新井孝弘、サラーム海上
【料金】2,000円 *予約1,800円、共にドリンク代別途
【詳細】http://www.uplink.co.jp/event/2013/9378

さぶちゃんこと、シヴクマール・シャルマ師匠のこと、楽器のこと、昨今のインド音楽のこと、などなど話してもらいます。

ライブは、昨日リハしましたが、なかなか面白くなりそうです。シヴクマール・シャルマ師匠直伝のインド音楽というだけでなく、さぶちゃんのオリジナリティの部分を楽しめると思います。

で、

リハが両国だったので、さぶちゃんの東京観光もかねて、スカイツリーに連れていきました。

その他のライブ
http://www.bloc.jp/yoshidadaikiti/





2013年4月3日水曜日

「性的結合の恍惚よる悟り」って、、、

「サイの角のようにただ独り歩め」のストイックな思想から、「性的結合の恍惚よる悟り」に至る経緯は、勉強不足でよく知りません、、

昨日は、ママドゥさんと豆にライブでした。さらに音楽も発展してきて良い感じになってきました。まぁ最初から音楽的な部分で共通点が多いのもあるけど、ママドゥさんとは、ジェフベックとかサンタナとか、その辺のギターヒーロー話でも盛り上がり、日本人とアフリカ人で、オヤジロックっぷりでも意気投合してます。

まぁ、ママドゥさんサンタナとかウェインショーターとかザビヌルとか共演してるので、羨ましい限りですが、この歳で、まさか、アフリカの人とロック話、ギターヒーロー話で盛り上がるとは、不思議なもんです。

今日は、ダイナミックなエロティシズムを醸し出している叶じょいさんと、秋田民謡プロジェクトでもお世話になっている沢田穣治さん (ベース)とライブです。これも、シタールならではの幾何学的なリズムと、まぁ、はっきりいって呪術的ともいえるサワリで、何か良い要素を加えられたらと思っている次第。。

あ、、昨日は、先月ライブした京都の綾部の伝説の自給自足おばぁちゃんの若杉さんの話でも、お店の人と少し盛り上がりました。。。いろいろ偶然も重なっているようで少しずつ発展すると面白そうです。

インド音楽で、強烈なサワリといえば、この楽器が最強だと思うので、1時間くらい謎の音楽を聴いてみようと思える人は、どうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=DOpmWbRPfpQ

ダイナミックなエロティシズムを体験したい方は、どうぞ。

【日時】4/3(水) 19:00 open / 20:00 start
【会場】クリシュナ http://krishuna.com/
    東京都新宿区歌舞伎町1-1-5 パレスビル202
【出演】ヨシダダイキチ (シタール)、沢田穣治 (ベース)、叶じょい (唄/踊り)
【料金】3,000円 (1drink込) *限定30名*
【予約】クリシュナ Tel : 03-5287-2561 (19:00~)
    ヨシダダイキチ E-mail : info@yoshidadaikiti.com




その他、スケジュール


2013年4月1日月曜日

サブリミナルなんか入ってないよ

もうかなり古い付き合いになってるウロツテノヤコというバリ・バムラン・グループがCD出しましたよ。

昔、朝崎郁恵さんのCDを作った時、奄美の歌にガムランならではの黄金の色合いを足してもらいました。

ウロツテノヤ子は、スダマニという古典から様々なコラボまで変幻自在に活躍するバリ・ガムランの弟子で、古典だけに捕われず色んな活動をしてます。

でも、古典も上手いなぁと思ってます。
個人的には、バリ・ガムランはインド音楽に近い部分もあって、そういう部分で判断してますが、、、バリ・ガムランならではのスピード感で直線的でありながらも多彩なリズム・バリエーションとかで、、

絶対、買って聴くと良いと思うのだけども、、ただ、ガムランに限らず、他の民俗音楽・芸能は元より、日本も民謡や他の芸能、、、そういうものは、この数十年作ってきた近代的な意識の外側にあって、簡単にいうとコンビニとかフェミレスとかがない社会の意識にあるので、なかなか近代的な意識で楽しもうと思っても難しかったりする。。

なので、どう楽しんでいいのかわからず、何となく見過ごしてしまうけれど、、今更ながら、科学が万能で、科学こそが夢の未来を作り、科学的な合理主義が私たちを幸せにすると思っている人は、もう、ほとんどいないけど、その意識からなかなか離れることができないという人も多いと思う。こういった近代意識の外にあるものを聴くことで、ちょっと知ることができるかもしれない。言い方は怪しいけど、、

ちなみに、怪しいついでにいうと、こういったコンセプトは、ちょっと前に、ヒーリング系とか癒し系とかの音楽でもあったけど、全部ではなくても、サブリミナルをCDに入れることが、かなり前に解禁になって、怪しいサブリミナルが入ってるのも多いので、気を付けた方が良いよ。洗脳なので、、

まぁ、ウロツテノヤ子のCDは、そんな姑息な手を使ってないとか当然なのですが、いろんな意味もありますが、、当然、癒し系、リゾート感覚とかだけではなく、お勧めです。

ウロツテノヤ子のCD情報、サンプル、録音風景
http://urotsute.com/info/1st_cd_instore/


明日のライブ、他
http://www.bloc.jp/yoshidadaikiti/

【日時】4/2(火) 19:00 open / 20:00 start
【会場】マジックスパイス http://www.magicspice.net/
    東京都世田谷区北沢1-40-15
    Tel : 03-5454-8801
【出演】ヨシダダイキチ(シタール)、ママドゥ・ドゥンビア(コラ/アフリカンギター)
【料金】3,500円 *カレー+1ドリンク込
【予約】マジックスパイス Tel : 03-5454-8801 
    ヨシダダイキチ E-mail : info@yoshidadaikiti.com